安心して出産できる環境を目指して

 

 

今年6月に出産予定のエスクルメンバーの方がおられ、元気な赤ちゃんを産んでいただきたく、ご本人の了承のもと、現状や課題の整理をしております。(こちらのページについてもご本人の確認いただいております。)

 

あわせて、子供預かりなどのハード面を行政、メンタルケアなどのソフト面をエスクルがサポートをできればと思い、それぞれの対応についてまとめました。

 

ママさんが安心して出産できますように下記の【当面の問題点】について、何か有用な情報やご経験談などありましたら、お伝えできればと思いますので、教えていただけますと幸いです。

 

 

 

【状況の整理】

・現在妊娠7か月目、出産予定日は2019年6月2日

・シングルマザーで7歳、6歳の子供を養育(出産時には二人とも小学生、実父とは2年前に離婚済み)

・大阪市在住、実家は大阪から1,000キロ以上離れており、ワンオペ育児

・実家の親は介護があるため、大阪に来てもらうことは難しい

・お腹の子の父親は、仕事を辞め逃げている(未婚の状態)

・難度の高い妊娠で、帝王切開による出産の可能性が高い(母子への影響)

 

 

 

【ママさんの想い】

●「生まれてくる子、可哀想」とよく言われるが、その子にとって何が幸せかを決めるのは親でも、第三者でもなく子ども自身と思う

 生きていたら色んな経験をする機会がある。色んな可能性も生まれる。だから生きてほしい。なので「中絶」ではなく出産を決めた

 

●子どもたちは親から自立した後の人生の方が長く、上の子どもたちにとっても、「兄弟」は私が死んだ後に唯一残る財産だと思っている

 

●お腹の子の父親の問題もあるが当てにしていない、今は出産が気がかり

 

●実家で出産すると、1か月程学校を休むことになり子供たちの負担になる。子供たちにできるだけ負担をかけたくなく、大阪で出産したい

 

 

 

【当面の問題点】

出産に伴う入院は少なくとも1週間程度かかる。その間子供たちを預かってくれる場所を探している
 
●妊娠中のストレスの母子への影響。ここでは記述を省くが、ストレスが母子に与える影響は大きい
 
 
 
 
【子供の預かり(宿泊型等)行政の対応】
●児童養護施設
 →預かることが可能。ただ、その間、親と子供が連絡できない、兄弟ということを明かしてはいけない(他の子供への配慮もあって)などの制限がある
 
●ショートステイ
 通常5,350円のところ、ひとり親世帯は、日額1,100円で利用可能
 →預かりの対象は未就学児までで、小学生は対象外
 
●母子生活支援施設
 配偶者のいない女性、またはこれに準ずる事情のある女性と、その子どもが入所し、保護を受けられる
 →入居が前提
 
●DVシェルター
 →預かってもらえるかもしれない(追って確認予定)
 
●ファミリー・サポート
 臨時的・突発的に援助が必要な時に子どもを預かることが可能
 →長期利用になると相当な費用がかかる
 
●乳児院
 保護者の病気や出産などによって、育てることが困難になった子どもを保護者に代わって養育する
 →乳児以外を対象とするところもあるが、比較的幼い子供を対象とするところが多い
 
●子連れ入院ができる産婦人科
 大阪府堺市の産婦人科。全国でも珍しい取り組み
 →難度の高い出産のため、大きい病院でなければ対応が難しい
 
【参考】
●支援が必要な母子を対象にショートステイなど(産後ケア)
 
●助産制度
 経済的な理由により入院助産を受けることができない妊産婦の方に対し、入院助産に要する費用の全部または一部を公費で負担して、入院助産を受けることができる
 
 
→調べてみての印象
 行政まわりでいろいろ支援はしているが、それをワンストップで把握・対応できる窓口・団体がない。
 バラバラ感、横の連携不足を感じた。相談する相手を間違えると、支援が届かずあきらめるしかない。
 
 また、支援はしているが縦割りで対象から外れ利用できないことも多い。また、対象外には冷たい対応・印象も受けた。
 可能であれば、似たような経験をした方の実際の体験談などを聞きたいところ(使ってみての感想など)。
 
 これらの支援制度から必要なものを選び、掛け合わせて利用することがよいと思う。
 
 
 
 
【エスクルの役割】
●エスクルに3回参加。子供対応を含めた精神面のサポートなどで役立ってるとのこと
 
●また、次回の3月3日も参加。母子のストレスの軽減、リフレッシュいただけるようフォローを続ける
 
●情報交換の場としての役割も。本人の負担にならない範囲で情報を共有し、有用な情報や経験談を収集する
 
 
 
 
【無事に出産されました】
●実家からの協力も得られ、2019年5月29日、無事に元気な男の子を出産されました。
 
●上記産後ケアを利用されましたが、生後1か月までしか利用できないなど、使いづらさを感じられたそうです。
 
●情報共有としましてこちらを情報提供ページに掲載します。同じような悩みを持たれる方は参考にしていただければ幸いです。