2020年3月16日
フードバンク・子ども食堂・農水省特設ページ
使わない食材の活用先は?
(農林水産省HPから出典)
【使わない食材の活用先】
●フードバンク(フードパントリー)とは?
フードバンク(フードパントリー)とは、包装の傷みなどで、品質に問題がないにもかかわらず市場で流通出来なくなった食品を、企業から寄附を受け困窮世帯などに配給する活動です。
フードバンクの活動全体像、食品ロス問題については以下にまとめているHPがありましたのでご案内します。
・フードバンクとは(一般社団法人全国フードバンク推進協議会)
https://www.fb-kyougikai.net/foodbank
●子ども食堂とは?
フードバンクの食品の配給先に子ども食堂があげられます。また、子ども食堂の支援に特化したフードバンクもあります。
こども食堂とは、地域住民や自治体が主体となり、無料または低価格帯で子どもたちに食事を提供するコミュニティの場を指しています。
※子ども食堂の形態は、運営者次第で様々な運営形態があり、参加費(料金)、開催頻度、メニューも食堂ごとに違いがあり、明確な定義があるわけではありません。
農林水産省では、子ども食堂と連携した地域における食育の推進しており、考え方をまとめています。
・子ども食堂と連携した地域における食育の推進(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomosyokudo.html
●使わない食材の活用先
① フードバンク・子ども食堂
各地で、フードバンクや子ども食堂への食材寄付が広がっています。
「臨時休校に伴い学校給食も休止中で、NPO法人「神奈川フードバンク・プラス」を通じ、子ども食堂「よこすか なかながや」(同市池上5丁目)に提供。同食堂は、共働きやひとり親家庭の小学生対象に昼食に弁当を提供している。」(3月10日 神奈川新聞)
https://www.kanaloco.jp/article/entry-293994.html
農林水産省では、コロナウイルス感染症による臨時休校を受けて、給食向けだった食品をフードバンクに寄付する際、その送料を負担することとしています。
・学校給食の休止に伴う未利用食品の活用促進事業
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/foodbank.html
② 農林水産省特設ページ(16日開始)
農林水産省は学校給食の取りやめで影響を受けている生産者などを支援しようと、3月16日、使われなくなった食品を消費者が購入できる特設ページを開設しました。
特設ページは、農林水産省の委託を受けた全国の食品をネットで販売する民間のサイト「うまいもんドットコム」内に設けられてます。
※商品の送料は政府が負担して無料となります。また、生産者などが出品する際の費用も政府が負担します。
・うまいもんドットコム 農林水産省特設ページ
https://www.umai-mon.com/user/collection/1100
③ 牛乳消費の呼びかけ・レシピの拡散
農林水産省は、「需要減少が懸念されている」と、牛乳や乳製品の消費協力、つまり「もっと乳製品を購入して」との呼びかけを行っています。
SNS上では、牛乳・乳製品の廃棄、ひいては酪農業の廃業にまでつながりかねないこの事態を阻止しようと声が上がり、牛乳を有効利用できるレシピが次々と紹介されていますので、以下に紹介します。
・生産者も「ありがとう」 牛乳消費で“おいしく支援”アイディアレシピ次々と(フジテレビ)
https://www.fujitv-view.jp/article/post-73147/
●地域別にフードバンク・子ども食堂を調べる方法
地域別にフードバンク・子ども食堂を調べるためには、以下のHPが便利です。
・子ども食堂ネットワーク
http://kodomoshokudou-network.com/
・全国のフードバンク一覧2017
http://bigissue-online.jp/archives/1068261378.html
なお、上記以外にも多くのフードバンク・子ども食堂がありますので、一度調べてみるのも良いかと思います。
(追記)フードバンク・子ども食堂が活発な埼玉県
埼玉県は、食品を扱う企業の拠点があることに加え、県をあげてフードバンク・子ども食堂の支援に力をいます。
以下に埼玉県の活動一覧を掲載します。
・埼玉フードパントリーネットワーク
https://pantry-1.jimdosite.com/
・埼玉県子ども食堂ネットワーク
https://saitama-kodomoshokudou-network.org/maps/
このような活動が全国的に広がるようエスクルHPや、コチラのTwitterで積極的に取り上げていきます。
引き続きよろしくお願いします。
最後に、お役立ち情報一覧はコチラをご覧ください。