2022年8月3日
働くシングルマザーの切実な声
最低賃金引き上げも、残る課題
(日本テレビに取り上げられました)
2022年8月3日、日本テレビに取り上げられました。
■働くシングルマザーの切実な声
子育て中の世帯からは、収入のアップを求める切実な声があがっています。
埼玉県に住む30代のみおさん。保育園に通う子どもを育てるシングルマザーです。娘をひとりで育てながら介護施設でパート従業員として週4日ほど働いています。
介護士の資格をもっていますが、子どもの都合で欠勤することがあることから、夜勤などが求められる正社員ではなく、パートで働いているといいます。
みおさん
「独身時代とは全然違うなって。今正社員で働くのは心が折れた。今の状況じゃ全然無理だから。子育てしながら働くってこういうことなのかなって」
時給は1000円。埼玉県の現在の最低賃金956円よりは高いものの、2人での暮らしを支えるのは大変だといいます。
今年4月、5月は、新型コロナウイルスの影響で娘の保育園の休園が続き、仕事を休まざるを得ない日もあり、月給は6万円に届きませんでした。
追い打ちをかけるのが、止まらない物価高やエネルギー価格の高騰。今年に入ってからの電気代とガス代は、高い月は去年の約1.4倍になったと言います。
みおさん
「やっぱり賃金そのままで、節約っていう言葉を理解しない子ども相手に生活するのって意外と知恵がいる」
家にある子どものおもちゃや洋服は、近所の人や友達から譲ってもらったものがほとんどです。
みおさん
「キャラクターものの服は、子どもは喜ぶけど買うと高いから。みんな環境をわかってて助けてくれる。ありがたいです。」
そのほか、ひとり親に対して情報や物資の提供などで生活を支援している一般社団法人ひとり親支援協会などの協力を得ているということです。
■「笑顔を守るため」 求められる安心できる環境作り
最低賃金の引き上げは、特にパートやアルバイトで働く一人一人に大きな影響を与えます。
みおさん
「パートになりたくてなった人以外もたくさんいる。そう言う環境にならざるを得なかった人がたくさんいる。お給料で還元していただけると、大変な中でも、楽しく仕事にやりがいを見いだしたりとか、明るい目標が持てるのかなって思う。時給アップは出来る範囲でお願いしたい」
パートの収入で、2人で暮らすためのやりくりをするみおさん。娘との生活を守るためにも、今の仕事を頑張るしかないといいます。
みおさん
「娘との時間はお金には代えがたい。娘が笑っていてくれるとうれしい。一緒に楽しいことを共有できるってすごく素敵なことだなって。二人で泣くこともあるけれど、一人で泣くより、二人で泣くと半分こに出来て。二人でよかったなと思います。」
Yahoo!ニュースにも取り上げられました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9621f0cbaf62e47bf80646bec87504021338a928?page=1
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