ひとり親家庭の生活状況にかかる緊急要望書(給付金要望等)

 

 

【緊急】ひとり親家庭生活状況アンケートの集計結果速報とあわせご覧ください。

 

※お問い合わせのある方は公式LINEフォームよりご連絡ください。

 

 

関係各位速報

 

内閣総理大臣 菅 義偉  様

厚生労働大臣 田村 憲久 様

全国市長会・全国町村会 御中

 

 

ひとり親家庭の生活状況にかかる

緊急要望書

 

 

一般社団法人 ひとり親支援協会

ひとり親交流サークル「エスクル」

 

 

 一般社団法人ひとり親支援協会は、10月30日(金)~11月3日(火)の5日間、ひとり親を対象としたアンケートおよびオンラインでのヒアリング調査を緊急で行いました。(47都道府県、1,280名のひとり親が回答)

 

 以下の通り緊急要望書をまとめましたので、アンケート集計とあわせご提出いたします。

 

 

 

2度目のひとり親臨時特別給付金の支給を求める

 

 アンケート調査では、新型コロナウイルスの影響で7割弱が収入減・収入減の見込み、8割が支出増との回答がありました。

 

 また、ひとり親臨時特別給付金の使い道は生活費・返済が9割に達し、振込後すぐに使わざる得ない状況とひとり親家庭の家計はひっ迫した状況が続いています。

 

 新型コロナウイルスについて今後も予断を許さず、ひとり親家庭への継続した支援が必要です。

 

 以下にひとり親家庭のお声をお伝えします。

 

 

30代シングルマザー

自身はコロナ解雇され、他にもたくさんの会社や店が廃業に追い込まれている状況で、ほんの少しの求人に応募してみても…母子家庭というだけで爪弾きされてしまいます。

やはり若くて時間や曜日等に自由が効く方が使いやすくなってしまうので…。

収入は無くとも、家賃・水道光熱費・高校生の子供達の学費・食費等は払わなくてはいけないので、本当に苦しいです。

携帯電話を格安スマホに変更したり、食費を削ったりと努力はしていますが、子供達にも我慢ばかりさせてしまっているのが何より申し訳ないです…。

 

 

40代シングルマザー

退職に追い込まれ、貯金もないシングル家庭はどうやって生活していけばいいのか。

子供にご飯を食べさせる為に母親が食事をせずに痩せてしまった、お米を買うお金もない、学費が出せない、など周りのひとり親家庭も疲弊している。

 

 

30代シングルマザー

救命の看護師してました。仕事に誇りもやりがいも持って働いていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、家族を優先したく長く務めていた病院を退職しました。私が感染したら娘は、と思うと仕事は続けられませんでした。中途半端に辞めたせいで、仕事に対する後ろめたさもありなかなか前に進めません。保育園も退園になり、再就職も厳しく。

基礎疾患を有しているため、最前線ではなく後方支援的な形での仕事を希望していますが、経歴を話すとどこの面接に行っても最前線ばかりを提案され、なかなか就職できません。

お金は入ってこないのに、いろんな税金の支払いでお金はどんどん出ていきます。子どもと毎日一緒なので、食費もかさみ、貯金は1桁になりました。今は日雇いの電話相談のバイトでどうにか。でも、結局一時預りの保育料でほとんどなくなります。本当に困っているのに、相談の場で看護師だということを話すとじゃあ再就職は簡単ね、と言われ支援は受けられません。有資格者だからといって、簡単に再就職ができたり、生活が楽な訳では無いです。

 

 

30代シングルファーザー

スポーツジムで働いていたが、コロナの影響で働けず仕事を変えたがそこでも給料未払いで生活がきびしい。調停を無視され、養育費も見込めない。自分の食べ物はどうでもなるが子供の食べ物が心配。

 

 

40代シングルマザー

最低賃金でフルタイムパート中、小さな収入減で済んでいますが、元々生活ぎりぎりの収入のため、小さな減収でも痛いです。マスクや消毒薬等、コロナ対策の備品購入にかかる費用がかさむ分、切り詰められる別な出費を抑えています。

ただ、元々無駄な出費にかけられる分のお金が少ないので、これ以上は切り詰めるところが無い状況です。コロナが無かったとしても、元々ギリギリの生活をしています。今は何とか過ごしていますが、けが、病気や、突然の出費があった場合、今後対応できるかどうか、先行きが不安です。

 

 

30代シングルマザー

コロナの影響で収入が減ったのに、借りているアパートの更新があり、10万円ほど工面しなければならなく、親戚に物乞いをした。元夫は養育費を払う見込みがない。とても苦しい。

お米も買えない。子供の洋服や保育園で必要なものも買えない。家電も壊れているのをだましだまし使っている。

 

 

40代シングルマザー

支出が家計を圧迫し、食費にまわす分が少ない。食料支援を受けてもバランスの良い栄養補給は育ち盛りには足りないし、家賃や光熱費支払いが足りていない。

年度末締めて収入が多かったら返金でもかまわないので早急な給付を望みます。

 

 

30代シングルファーザー

10月15日に肺炎でPCR検査を受け陰性だったが保育園で2週間経過するまで預かれないと言われて半月分が傷病手当のみで給料が減り、自粛中の食費、光熱費など増えて毎月ギリギリだったが支払いが出来ない分が出る。

 

 

30代シングルマザー

8月末会社でコロナ患者が出た。コールセンターなので同じフロアで受電業務をしていましたが、マスクをしていたので濃厚接触者からは外されたものの、保育園念のため2週間登園禁止。

子どもの持病の定期検診念のため2週間通院禁止とされてしまいましたが、会社は休みにならなかったため、自己都合扱いで2週間休まざるを得なくなる。収入は半分に。

 

 

40代シングルマザー

両親揃った家は、1人仕事を失ってももう1人が働くか、2人で少しずつ働くなど選択肢がありますが、ひとり親の場合、失業や仕事が減った際に穴埋めができない、子供が病気になった場合も自分しかみる人がいないので、給料をとるか、子供をとるかの選択になるのがつらい。

 

 

 

 

ひとり親臨時特別給付金、児童扶養手当の所得制限の緩和など受給者拡大を求める

 

 児童扶養手当は前年の所得をもとに決まるため、今生活が厳しいひとり親家庭には届きません。

 

 今年の所得が児童扶養手当支給要件まで下がっている、ひとり親には児童扶養手当同等の支援を望みます。

 

 また手当の支給は18歳までですが、18歳以上の子を扶養するひとり親家庭でも教育費が嵩み影響を受けています。

 

 ひとり親臨時特別給付金や児童扶養手当を受給していないひとり親家庭でも家計はひっ迫しており、ひとり親臨時特別給付金、児童扶養手当の取得制限の緩和など受給者拡大が必要です。

 

 以下に児童扶養手当を受給してないひとり親家庭のお声をお伝えします。

 

 

30代シングルマザー

これまで努力して、働いてきました。やっと去年から児童扶養手当をもらわないギリギリの年収まで到達しました。精一杯頑張って、自分の力で子供と生きていこうと思ったから。

でも、コロナウイルスの影響で失職しました。ひとり親に対するいろんな支援があるけれど、結局はほとんど児童扶養手当をもらえている家庭が対象。

努力した結果、私にはほとんどの支援がありません。こんなことなら、児童扶養手当をもらえる働き方にしておけばよかったとか、努力が無駄だったと思えてなりません。

 

 

30代シングルマザー

医療従事者日勤のみで仕事をしているが微妙に所得制限を上回ってしまい、児童扶養手当停止になった。医療費なども降りかかり私の歯科受診が出来ない。不足分を補おうとするが手立てがない。

来月から児童扶養手当が停止になってしまったので対象にならないが、困窮している。養育費も貰えてない為、毎月どう生きていくかが課題となっている。

医療従事者としてコロナ禍で日々真面目に働いてきたのに所得が少し上回ってしまった為に児童扶養手当停止になったのは絶望的。また、養育費を支払いを義務付けるなど早く制度を整えてほしい。

 

 

30代シングルマザー

コロナウイルスの蔓延によって失職し、求職中だけど仕事が見つからない。収入がないのに、去年の年収で判定されるため、児童扶養手当とか受けられてない。児童扶養手当証書がないと、フードバンクなどの支援も受けられず、生活が苦しい。今の状況にあった支援をして欲しい。今助けて欲しいのに、このままだと本当に生活できない。

ひとり親臨時給付金という名前をやめてほしいです。名前がそうなら全てのひとり親に支給してほしいです。

 

 

40代シングルマザー

児童扶養手当の上限額が低すぎて、フルタイム勤務の社員は中々引っ掛からない。社員とは言え、給与は低いので、児童扶養手当一部支給とのボーダーラインにいるが貰えず生活が苦しい。

そしてあらゆる手当、割引、食料支援、ひとり親割引、公的支援の対象者は児童扶養手当受給者のみ。いつも同じ層の人達だけが恩恵を受けて、身を粉にして働いている掛け持ちやフルタイムで働いている人達はまずひっかからないというのがおかしい。

貧困解決には児童扶養手当の条件緩和は不可欠だ。

就学援助の対象者の収入要件はもっと緩い。せめて同様に足並みを揃えて欲しい。現状は働けば働くほどその人達が時間もお金もすり減らす理不尽なシステムでしかないと感じる。

 

 

30代シングルファーザー

所得が少しでも超えると最低給付9000円台から0円になるのは厳しい。給付を少しずつ減らしてでも所得制限をもっとあげないと給付がもらえなくなるギリギリのひとり親はかなりしんどい。あと去年の所得で決められると所得が下がったときに本当にキツイ。

 

 

30代シングルマザー

今所得制限ギリギリのラインで貰えているが、来年度は恐らく打ち切られてしまう。

もらっている今でも生活していくのでやっと。貯金もできない。食べ盛りの男の子を今後育てていくことを考えるととても不安。

養育費の支払いもなく、元旦那が私名義でした借金を今返している。養育費が払い込まれないため、生活が苦しい。自己破産するしかないかとも考えています。

学童保育、給食費で月15000円も所得制限があり免除にはならない。厳しいです。

 

 

30代シングルマザー

コロナの時期(4、5、6月)と定時決定(算定)が重なり、仕事場では人員半数で稼働のため残業過多で標準報酬月額が2等級以上も上がったが7月に離婚。

保育園の送迎のため、残業不可。

国からの支援も未だ申請が降りず、税金の支払いは高いまま9月を迎え、手取額が少額。

ひとり親給付金の対象にもならず、貧困状態が継続、毎週食糧支援をうけて生活している。

 

 

40代シングルマザー

ひとり親で身内頼れる人なし、遠方介護有りなど精神的にも金銭的にも日々追い詰められている状態。受給制限はある程度仕方ないがラインが低すぎる。またせめて医療控除は収入制限をなくして欲しい。

あと申請類を会社を休んで役所に行く仕組みの改善を願う。何の受給も無いのに収入減らしてまで申請に行くことが納得できない。夫婦の助けがなく全て自分にのしかかってるひとり親の苦労が伝わると嬉しい。

何があっても子供を施設に入れるまいと死に物狂いで生きてます。

 

 

40代シングルマザー

そもそも、控除を受けるものが少ないため、一定の所得に達したら、全てが対象外になります。ひとり親家庭の子供の、大学進学率を見てください。

行かせたとしても、母子家庭なのに考えられない奨学金、教育ローンを組んでいて水面下で苦しんでいます。学校を卒業した後も、何十年と親子で返済している人が沢山います。

どうが、私達親子にも安心して大学進学できる術をください。

 

 

40代シングルマザー

18歳以上の子供が対象から外れるのはおかしいと思う。大学進学等にまだまさお金がかかる。

所得制限を少し超えた途端貰えなくなりむしろ収入が減った。コロナの影響で18歳になった子供がバイトを探すも見つからず、でも18歳以上の子供は対象にならないのも厳しい。

 

 

40代シングルマザー

私はもらっているので良いのですが、もらっていない方で同居の親の所得が多いと手当がもらえないのが、別に親から援助してもらってない人はしんどいだろうなと思います。

そのせいで実家に戻らず アパートを借りて頑張ってる人もいるでしょうし。

親の所得が関係ないと 実家住みで子守りや家事を助けてもらいながら お金ではなく、気持ちのゆとりを持って生活出来るだろうなと思います。

 

 

40代シングルファーザー

ひとり親家庭なりの育児と仕事のバランスがやはり難しい現状がたくさんある。
残業や休日出勤等も育児により制限されるため、仕事による収入もかなり限られてしまう。
また、子供が体調を崩した時などは仕事も休まなくてはならないため、その分収入も減る。
それに反して日常生活や育児に関わる支出は成長のたびに増え、また将来を見据えると蓄えも必要になってくる中。
仕事の収入プラス各種手当でも一般の家庭の世帯収入には到底満たないのが現実ではないでしょうか。

 

 

40代シングルマザー

死別シングルで遺族年金を受給していると児童扶養手当の受給が出来ないので、私の居住自治体では他のどの公的支援も受けられない。だが小さな子供がいると仕事復帰も難しい。

死別は両親のどちらも望んでなった結果ではない。所得制限緩和というよりも、未就学児がいる家庭等には遺族年金は所得とは別に考えてもらいたい。ただ、給与や養育費などの所得制限自体は仕方がないことだと考える。

 

 

 

 

低所得者向け給付金について、子育て世帯等への配慮を求める

 

 現在、検討を進めている低所得者向け給付金について、子育て世帯、多子世帯、ひとり親世帯などにおいて配慮ある施策としていただくことを求めます。

 

 また、今生活が厳しい世帯を支援するため、所得制限も上記と同様、今年の所得を根拠に支給をするようお願いします。

 

 

 

 

各自治体においては給付金の迅速な支給を求める

 

 今現在の生活が厳しいとのお声多くいただいています。

 

 給付金が決議された際は、各自治体では今までの給付金支給事業で得た経験を活かし、できる限り迅速な支給をお願いします。

 

 

 

 

緊急小口資金及び総合支援資金の特例貸付の再延長を求める

 

 緊急小口資金及び総合支援資金の特例貸付の申請の受付期間は、2020年12月末までとなります。

 

 上記の状況を鑑み、緊急小口資金及び総合支援資金の特例貸付の延長をお願いします。

 

 また地域によっては申請が通りづらいとのお声を届いており、改善を求めます。

 

 緊急小口資金及び総合支援資金は、各種支援策では足りない世帯、もれてしまった世帯のセーフティネットであり、生活困窮世帯の拠り所であるべきと考えます。

 

 

以上

 

 

 

(参考)ひとり親すべてが児童扶養手当を受給しているように思われがちですが…

 

 児童扶養手当には所得制限があり、所得を超えると受給できません。

 

 例えば子ども一人の場合、所得が230万円を超えると児童扶養手当が受給できなくなります。

 

※児童扶養手当の算定方法には、養育費も所得に含まれます。

 

 

<ひとり親家庭世帯数と児童扶養手当の受給率>

 

世帯数 児童扶養手当
受給率
児童扶養手当
非受給世帯数
母子家庭 123.2万世帯 73.0% 約31万世帯
父子家庭 18.7万世帯 51.5% 約9万世帯

 

※平成28年厚生労働省 全国ひとり親世帯等調査より

 

 

※上記は、全額支給と一部支給を合算した世帯数です。

 

※詳しくはコチラをご覧ください。

 

 

 

【要望の詳細】

 

日程:2020年11月10日(火)

 

場所:厚生労働省

   〒100-8916 東京都千代田区霞が関1丁目2−2

 

HP:https://www.mhlw.go.jp/index.html