2020年12月23日
「生活保護の申請は国民の権利です」
厚労省が異例の呼びかけ
& 生活保護オンライン申請書作成
厚労省が、「生活保護を申請したい方へ」と題したページを公式サイトで新たに公開しました。
「ためらわずにご相談ください」として各自治体の福祉事務所を紹介、「よくある誤解」なども紹介していますので、以下をご覧ください。
※ひとり親支援協会 相談アカウントでは日々、生活困窮に関するご相談を受けており、「生活保護を使うのは申し訳ない」とのお声を多くいただきます。
躊躇されている方はぜひご覧ください。「利用しても大丈夫!」と背中をおせると幸いです☺️
●厚生労働省HP:生活保護を申請したい方へ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsuhogopage.html
なお、生活保護のご相談先はお住まいの自治体の福祉事務所までご連絡ください。
さらに、上記のページについて厚労省に理由を聞いた記事を以下の通り、共有します。
生活保護が必要であれば申請を躊躇しないよう呼びかけ、さらにホームページには相談先である全国の福祉事務所の一覧と、生活保護に関する「よくある誤解」の解説を載せているのだ。
どんな「よくある誤解」があるかというと…
・(親兄弟など)同居していない親族に相談してからでないと申請できない、ということはありません。
・住むところがない人でも申請できます。
・持ち家がある人でも申請できます。
・必要な書類が揃っていなくても申請は出来ます。
そのような状況にも関わらず、いま生活保護のホームページを新たに公開し、強いメッセージで呼びかけた理由を厚生労働省の担当者に聞いた。
●必要な人に支援がつながっていない
――なぜこのタイミングで、生活保護や生活困窮についてのホームページを公開した?
コロナ禍において初めての年末年始が近づくにあたって、支援が必要なのに支援につながっていない人がいらっしゃると伺っています。そういった人に、なるべく早く相談していただいて、適切な支援につながっていただくことが重要だという観点からホームページを公開いたしました。
――「よくある誤解」を載せた狙いを教えて
公開した内容のような誤解によって、生活保護をためらっている人がいるという話をよく聞きますので掲載いたしました。
「炊き出し」など年末年始の支援情報へのリンクも
実は「相談支援や生活保護などの生活支援のご案内」では、「民間支援団体の様々な支援のご案内」というリンクもあり、この年末年始に日本各地で行われる炊き出しなどの情報が一覧できるようにもなっている。
このリンクは今回だけのもので、正月を過ぎたあとは民間団体個々の支援情報の掲載は予定していないとのことだ。(12月23日 FNNプライムオンライン)
https://www.fnn.jp/articles/-/123477
●厚生労働省HP:相談支援や生活保護などの生活支援のご案内
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15468.html
●オンラインで生活保護申請書作成ができるウェブサービス
一般社団法人つくろい東京ファンドは、コロナ禍で困窮された方が増加し、特に稼働年齢であるにも関わらず携帯電話を失い、フリーWi-Fiを唯一の連絡手段とされる方が目立つなど、従来から変化した困窮者層へ対応するため、オンラインで生活保護申請書類が簡単に作成できるウェブサービス「フミダン」を開発されました。
12月15日から運用を開始されますので、詳しくは以下をご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000061703.html
上記のお問い合わせは以下です。
一般社団法人つくろい東京ファンド
E-mail:info@tsukuroi.tokyo
電話:03-5942-8086
なお、生活保護のご相談先はお住まいの自治体の福祉事務所までご連絡ください。
最後にお役立ち情報(最新情報など)、活動写真報告(交流様子など)、メディア掲載一覧(テレビ・新聞・ニュース抜粋)、相談対応一覧、アンケート調査・政策要望などもあわせてご覧いただけますと幸いです。
ひとり親家庭の皆さまの何かお役に立てますよう、引き続き活動していきます。