2023年10月30日
年末調整・確定申告
ひとり親控除をわかりやすく解説
ひとり親控除とは
今年も確定申告の季節が来ましたね。
2020年(令和2年)より施行されたひとり親控除とは、扶養している子どもがいるひとり親が所得税や住民税の控除を受けられる制度です。
これにより、扶養している子どもがいるひとり親であれば、一律35万円の所得控除を受けられます。
※年収にもよりますが、ひとり親控除を利用すると税金の負担は約5~8万円ほど軽くなる方が多いと思います。
出典:国税庁「No.1171:ひとり親控除」
ひとり親控除導入の背景
以前は未婚の女性や男性が子どもをひとりで扶養していても、離婚または死別により独身となったケースでしか税制優遇である寡婦(夫)控除を受けることができませんでした。
ひとり親の家庭において経済的負担は大きく、婚姻歴の有無で区別したり親が男性か女性かによって差があったりするのは不平等であるとされ、婚姻歴や男女の差を問わない「ひとり親控除」が導入されました。
ひとり親控除が導入されたことで寡夫控除は廃止となっており、後述する寡婦控除についても内容が見直されています。
ひとり親控除の基本条件
ひとり親控除を受けられるのは、以下の要件すべてに当てはまる人です。
ひとり親控除を受けるための条件
1.控除を受ける年の12月31日の時点で結婚していない、または配偶者の生死が不明である事実婚の関係にある人がいない
2.生計を同一にする子どもがいる(その子どもが他の人の同一生計配偶者や扶養家族ではなく、その年の総所得が48万円以下である場合に限定される)
3.所得金額が合計で500万円以下である
出典:国税庁「No.1171:ひとり親控除」
以下のHPがわかりやすくまとまっていましたので、ご参考までごきょうゆうs
ひとり親控除とは?わかりやすく解説。ひとり親の3つの条件は?
- 子供の収入(アルバイトなど)は関係ある?
- ひとり親は住民税が非課税(0円)になるときがある?
- ひとり親控除の金額は?ひとり親控除込みで所得税を計算してみよう(年収300万円のとき)
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